強迫性障害は薬の力で改善できる!

出がけに何度も、家の戸締りや火の元を確認に戻ったりする人に待たされて、イライラしたことはないでしょうか。一度や二度ならよくある事ですが、これが毎回となるとさすがにおかしい、と感じ始めるべきです。というのも、こういった無駄な行為を意味なく繰り返す行為は、大脳トラブルによる精神疾患のひとつである、強迫性障害の代表的な症例であるからです。

 

 

 

まず、こういった出がけのトラブルなどを何度か経験すれば、自然と「次は時間に余裕を見て、早めにチェックしておこう」などという意識が働き、次回からはすんなりと出かけられるものです。

 

 

 

 

ところが、強迫性障害がある人の場合、ちゃんとチェックした記憶があるにも関わらず、「それでもやっぱり確認に戻らないと、何かとてつもなく悪いことが起きる気がする」など、自分の中でそのムダな行為を『儀式化』してしまっているのです。

 

 

 

このように何らかの不安、はっきりした具体的な不安ではなくぼんやりとした想像上のものに押されて、患者は何らかの行為を繰り返さずにはいられなくなります。ごく軽い症状であれば、自分で気をつけることで生活上の支障を減らしていくこともできるのですが、基本的には病院や医療機関での治療が必要となります。

 

 

 

 

強迫性障害を治療し改善するには、抗うつ剤などの薬が効果的です。とにかく、患者が苦しめられている不安をやわらげる必要があるので、こういった薬で強迫観念を一時的に鎮める処置がなされます。

 

 

 

 

また、このような抗うつ薬に抵抗がある…という場合には漢方薬を用いた治療も導入されます。特に漢方薬の場合は、強迫性障害の持ちうる様々な症状の特徴にあわせて、細かい効果が期待できるというメリットがあります。実際の効果や副作用も多岐に渡るので、こちらも漢方医などの専門家の指導を受けながら、利用してみても良いでしょう。

 

 

 

このように、強迫性障害は医療機関と薬の効果によって、大幅に改善することができます。性格だから治らないというのは思い違いですから、ぜひ治療に向けての一歩を踏み出してみましょう。