強迫性障害の治療の窓口と、治療の手法は?

 

 

外出の際、自宅を出て少し行ったところで「しまった、ガスの元栓を閉めたかどうか、きちんと確認していなかった」と気づき、家に戻って確認してから再出発する。ごく普通にある光景です。

 

 

 

ところが、これが毎回の外出時に発生するようになると、周囲の人には「何で同じことを何度も繰り返すんだ?」と訝しく思われるでしょう。本当は無意識のうちに確認しているのですが、家を出て一定の所に来た時点でそのことがあやふやになり、「閉めた気もするけど、やっぱりもう一度戻ってみないと心配」と不安に押しつぶされそうになってしまうのです。

 

 

 

これは一例ですが、こうして不安や強迫感にとらわれ、様々な行為をあたかも儀式的に行わないと気が済まなくなる…これが、強迫性障害の代表的な症状です。一見、ちょっと変わった癖があるくらいに見える程度の、軽度の患者であれば、日常的に少し気を付けてみるだけでかなり症状は改善されます。

 

 

 

 

ですが、こういった意味のない行為に一日のうち相当の時間を費やして心身ともに疲弊が進んでしまったり、また強迫行為にかられすぎて日常生活に支障をきたすような中・重度の患者に関しては、しかるべき治療が必要です。

 

 

 

 

強迫性障害は精神的な疾患ですので、医療機関における治療の窓口は心療内科や精神科です。治療方法には、強迫行為を意識的に食い止める手法である精神療法、そして抗うつ剤などの薬を用いる薬物治療方法とがあります。

 

 

 

強迫性障害の程度や状況により、双方を組み合わせての治療が行われる場合もあります。

 

 

 

 

強迫性障害のメカニズムや起因については、いまだはっきりとは解明されていません。さらに、「病気である」という認知に関してもまだまだ世間的には知られておらず、家族や周囲の人間に理解してもらえずなかなか治療がすすまない、という困難もあるでしょう。

 

 

 

 

一方で、適切な治療をすすめていくことで改善の余地が十分に見込まれる疾患でもあるので、抱え込まずに医療機関に治療の相談をすることをおすすめします。

 

 

 

さらに詳しい情報は、強迫性障害の克服も参考にしてみて下さいね。